妊活中は『よもぎ蒸し』で基礎体温UP｜おすすめのタイミングや頻度を紹介

食事・運動・睡眠などの“妊活に効果的とされる生活習慣”は、身体は健康になるものの「これで本当に妊娠につながるのかな……？」と、目に見えない結果に焦りが生まれることもありますよね。

そこで今回は、冷えやストレスを効果的に軽減する『よもぎ蒸し』についてや、現在の日本の妊活・出産事情などを紹介します。

妊活において不安を抱えている方は、ぜひ今後の過ごしかたの参考にしてみてください。

日本の妊活・出産事情

「妊活は何歳から始めるのがベストなの……？」と思う方もいますよね。
ロート製薬株式会社がおこなった意識調査によると、約3人に1人の割合で「20代後半」から妊活を始めています。

引用元：PR TIMES

2019年に「妊活をスタートした」という方の平均年齢は32.1歳で、2018年よりやや早期化していることがわかります。
一方で、1971〜1974年のベビーブーム以降、出生数は年々減少傾向に……。

早くから妊活を始めるご夫婦が増えてるにも関わらず、出生数は下がり続けています。
これは「赤ちゃんは欲しいけど、妊活がうまくいかない……」と悩んでいる方が増えていることの表れだといえます。

次の2つの不調は、妊活の妨げにつながります。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

基礎体温が低い、または下半身が冷えやすい方は、全身が血行不良になりやすい状態です。

血行不良になると全身に血液が行き届かず、手足だけでなく子宮の温度も下がりやすくなってしまいます。

子宮の温度が下がると卵巣機能が低下して受精卵が着床しにくくなるため、妊活中は意識的に基礎体温をあげる工夫をしましょう。

自律神経の乱れはホルモンバランスの崩れにもつながり、女性ホルモンが減少すると卵巣機能が低下してしまいます。
ちなみに、2種類ある女性ホルモンには妊活に欠かせない次のような役割があります。

どちらも妊活に欠かせない重要な役割を持っているため、妊活中は女性ホルモンの分泌量を減らさない＝ストレスを溜め込まないことが大切です。

妊活の妨げになる「基礎体温の低さ」と「ストレス」をまとめて解消できるのが、よもぎの効能を利用した『よもぎ蒸し』です。
よもぎ蒸しにはどのような効果があるのか、以下で詳しく見ていきましょう。

よもぎ蒸しとは、約600年前に韓国で発祥した伝統的な民間療法です。
穴の開いた椅子からよもぎを煎じた蒸気を浴びて、身体を内側からじんわり温めます。

下半身から蒸気を浴びるため子宮や卵巣が効率的に温まるだけでなく、よもぎの成分を皮膚や粘膜から素早く体内に取り入れられます。
子宮内に残った胎盤や血液の排出を促す作用もあるため、妊活中のデトックスにもおすすめです。

よもぎ蒸しは、実にさまざまな効果が期待できます。
なかでも妊活中に嬉しいのは次の効果です。

☑︎血行促進
☑︎冷え性改善
☑︎基礎体温アップ
☑︎リラックス効果
☑︎デトックス効果
☑︎ホルモンバランスの調整
☑︎むくみ解消
☑︎安眠効果
☑︎解毒作用
☑︎抗炎症作用

よもぎの香りの主成分である「シネオール」はリラックス効果が高く、妊活中のイライラをゆったり気分に変えてくれます。
副交感神経が優位になれば質の良い睡眠にもつながるため、寝つきが悪く悩んでいた方も夜ぐっすり眠れるようになるでしょう。

また、よもぎ蒸しは血行促進や基礎体温アップにも効果的で、妊娠しやすいとされる「平熱より少し高めの体温」を維持することができます。

体温があがると子宮がふわふわに整いやすいので、卵巣機能の向上から受精卵が着床しやすい状態へと導けるでしょう。

妊活中のよもぎ蒸しは、生理後〜排卵日の間におこなうのが効果的です。

生理後〜排卵日までの期間は「低温期」と呼ばれ、体温が自然と低くなりやすい時期。
体温が低い低温期に子宮を温めることで、子宮内膜を厚くしたり卵巣機能を向上させる効果が期待できます。

また、よもぎ蒸しの頻度は、月経後に1回・排卵日前に1回の合計2回が理想的です。
定期的に続けることで、血行不良やストレスなどの「妊活の妨げになる不調」が改善されていくでしょう。

排卵後は身体が高温期になり必要以上に血流の流れが良くなってしまうことがあるので、頻繁に通いすぎず、まずは月に1〜2回のペースで続けてみてくださいね。

妊活中は「基礎体温アップ」と「ストレス軽減」を意識して過ごしましょう。
赤ちゃんを授かるタイミングは人それぞれなので、焦らず、苦しいときは温かい飲み物を飲んだりよもぎ蒸しをしたりして気持ちを落ち着かせてみてください。

また、よもぎ蒸しは妊活だけでなく、月経不順や更年期障害の改善にも効果的です。
女性特有の悩みを抱えている方は、ぜひよもぎ蒸しで心身ともにリフレッシュして、毎日頑張っている自分を労ってあげてくださいね。