季節の変わり目やストレスが重なったとき、
「肌がピリピリする」「乾燥してかゆみが止まらない」と感じることはありませんか?
実は、肌のトラブルは体の内側のバランスと深く関係しています。
とくに女性は、ホルモンバランスや自律神経の変化によって、皮膚の炎症やかゆみが出やすい傾向にあります。
肌湿疹・かゆみが起こる主な原因
参考:https://www.maruho.co.jp/kanja/dryskin/cause/01.html
30代以降は皮脂量が減少していることがわかります。かゆみや肌湿疹を引き起こす原因はこちらです。
1.乾燥によるバリア機能の低下
エアコンや季節の乾燥で、肌の水分・油分のバランスが崩れると、
刺激を受けやすくなり、かゆみや湿疹が出やすくなります。
2.ストレスと自律神経の乱れ
ストレスを感じると交感神経が優位になり、血流が悪化します。
体が冷えることで、代謝や免疫力も低下し、湿疹が出て悪化させてしまいます。
3.ホルモンバランスのゆらぎ
生理周期や更年期、出産後などのホルモン変動も、
皮脂分泌や肌の免疫バランスに影響を与えます。
痒みが出るまでのメカニズム
参考:https://www.kobayashi.co.jp/brand/cure/mechanism/
40代女性はホルモン変化で免疫バランスが崩れやすく、肌トラブルが慢性化しがちです。
皮膚のかゆみは、乾燥やアレルゲンなどの刺激により免疫細胞がヒスタミンを放出し、神経を刺激することで起こります。
肌湿疹はこの炎症が繰り返されることで悪化し、かゆみ→掻く→炎症の悪循環になります。
2025年ノーベル生理学賞を受賞した坂口志文教授は、免疫の暴走を抑える「制御性T細胞」の存在を明らかにしました。これにより、自己免疫疾患やアレルギーの新たな治療法が期待されています。
湿疹や痒みの対策
肌湿疹やかゆみの対策で最も重要なこと、それは「掻かない」ことです。掻くことで皮膚が傷つき、炎症が悪化しやすくなるからです。
いくつかのポイントはこちらです。
入浴後すぐに低刺激の保湿剤を塗り、バリア機能を守りましょう。
・衣類:
綿素材など通気性の良いものを選び、汗や乾燥による刺激を避けましょう。
・ストレスや睡眠不足:
免疫バランスを乱し、かゆみを引き起こす要因です。
生活リズムを整え、肌と心の両面からケアすることが、慢性的な湿疹の予防につながります。
季節ごとの対策は?
春
花粉や黄砂が増える時期、外出時はマスクや帽子を、帰宅後はすぐに洗顔と保湿を。
夏
汗は肌荒れの原因、こまめなシャワーを。
日焼け止めはSPF30でも十分、低刺激タイプを。
冷房室内は乾燥しがちなので毎晩の保湿は念入りに。
秋
空気が乾燥する秋、保湿を強化し、衣類の素材は低刺激のものを。
冬
暖房で乾燥しがちなので、油分多めで保湿しましょう。
入浴の浴槽の温度はぬるめがおすすめ。
重ね着の静電気は乾燥を招くので要注意。
食事は食べる生薬
- 肌の修復や抗酸化に役立つビタミンA・C・Eが多いにんじん、ブロッコリー、アボカドがおすすめ。
- 炎症はオメガ3脂肪酸が多い青魚や亜麻仁油を。
- 免疫バランスやセロトニンの分泌には、味噌、ヨーグルトなどで腸内環境を整えて。
- 甘いもの・脂っこいものは炎症が悪化するので要注意。
- こまめな水分補給で内側からも保湿しましょう。
よもぎ蒸しが肌トラブルに良い理由
1.体を内側から温め、血流を促す
よもぎに含まれるシネオールという成分には血行促進作用があり、下腹部から温めることで全身の巡りを整えます。
血流が改善されると、肌に必要な栄養や酸素が行き届き、ターンオーバーが正常化。
かゆみや湿疹の改善につながります。
2.よもぎの「抗炎症・抗菌作用」
昔から「よもぎは薬草の女王」と呼ばれるほど。
よもぎにはクロロフィル(葉緑素)やタンニンが含まれ、肌の炎症を鎮め、雑菌の繁殖を防ぐ働きがあります。
敏感肌やアトピー性皮膚炎のケアにも用いられてきました。
3.自律神経とホルモンバランスの安定
よもぎの自然な香り成分は、脳の視床下部に働きかけ、ストレス緩和や安眠効果をもたらします。
「なんとなく肌が荒れる」という“心の疲れ”由来のトラブルにも、穏やかなサポートをしてくれます。
よもぎ蒸しで「肌が変わる」実感の声

毎年冬になると乾燥で湿疹が出ていたのに、よもぎ蒸しを続けてから肌がしっとり落ち着いたの。

冷え性が改善して、かゆみの出る頻度も減ったわ。

蒸されている時間が心地よくて。リラックスするから肌まで穏やかになるのね。
このように、体を温めること・巡らせることは、肌トラブル改善の“根本ケア”につながります。
よもぎ蒸しを取り入れるときのポイント
1.週1〜2回のペースで継続
体の芯から温めることで代謝リズムを整え、肌も穏やかに。
2.入浴やスキンケアとセットで行う
蒸した後は毛穴が開いているため、保湿をしっかり。
ワセリンやセラミド配合のクリームがおすすめです。
3.よもぎの質を選ぶ
国産・無農薬のよもぎや、和漢ハーブをブレンドしたものを選ぶと◎。
香りや蒸気の質が高まり、肌への負担も少なくなります。
まとめ
肌湿疹やかゆみは、「体からのサイン」。
冷えやストレス、ホルモンの乱れなど、外からのケアだけでは届かない原因が潜んでいることも。
「よもぎ蒸し」は、そんな内側の乱れを整えながら、本来のツヤと潤いを取り戻す和の温活です。
肌の不調をきっかけに、自分をいたわる時間を少し増やしてみませんか?
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