梅雨の不調は“気圧”が原因?自律神経を整える3つのリラックス方法

リラックス

ツラい梅雨の不調は、気圧や湿度が大きく関係しています
心身の調子を左右する「自律神経」とも関わりが深く、ここを整えることで少しずつ穏やかな生活を取り戻していけるでしょう。

そこで今回は、梅雨に起こりやすい8つの不調や、不調の3つの原因などについて紹介します。
不調を改善させる3つのリラックス方法もあわせて紹介するので、梅雨のダルさ・不調を感じる方はぜひ参考に取り入れてみてください。

梅雨に起こりやすい8つの不調

梅雨

梅雨の時期に起こりやすい代表的な不調は、次の8つがあります。

  • 身体がダルい
  • 身体がむくむ
  • めまいがする
  • 頭が痛い・重い
  • 食欲がない
  • 下痢・軟便気味
  • おりものが増える
  • 関節が痛む

「梅雨の時期は、いつも体調が悪くなる……」という方は、早めに不調の原因を取り除く必要があるでしょう。

梅雨の不調の3つの原因

梅雨

梅雨に不調があらわれやすいのは、主に次の3つの原因があります。

  • 気圧の変化で「自律神経」が乱れている
  • 湿気が高く身体に「老廃物」が溜まっている
  • 自律神経が乱れて「睡眠不足」になっている

それぞれ詳しくみていきましょう。

気圧の変化で「自律神経」が乱れている

梅雨の時期は、気圧が激しく変動します
その変動に耐えるために、脳が自律神経の一つである「交感神経」を優位にさせるのです。

そもそも、自律神経には次の2つがあります。

種類

詳細

①交感神経臓器や器官などの働きが向上する
=身体の「緊張状態」が続く
②副交感神経臓器や器官などの働きを抑制する
=身体の「リラックス状態」が続く

参考:一般社団法人「日本健康倶楽部」

交感神経が優位になると、身体の「緊張状態」を維持するために、多くのエネルギーを消費します
そのため梅雨の時期は、ダルさやめまいなどの不調を感じやすくなるのです。

湿気が高く身体に「老廃物」が溜まっている

梅雨の時期に湿度が高くなると、身体に溜まった次のものが体外に排出されにくくなります

  • 水分
  • 老廃物
  • 尿

これらが身体に溜まると、むくみ頭痛ダルさなどを感じやすくなります。
食欲減退下痢・軟便も、湿度が高いこの時期ならではの不調の一つです。

自律神経が乱れて「睡眠不足」になっている

梅雨の時期は交感神経が優位になるため緊張状態が続いて「睡眠不足」に陥りやすくなります
十分な睡眠がとれないと身体に疲れが溜まり、梅雨の時期の不調が増していくこともあるでしょう。

「睡眠不足は万病のもと」とも言われているので、梅雨の時期に不調がある方は早めに自律神経のバランスを整えて、質の高い睡眠をとることが大切です

梅雨の不調は”3つのリラックス方法”で対策

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気圧や湿度のコントロールはできませんが、ご自身で「自律神経のバランス」を整えることはできます

梅雨の不調は「交感神経」が優位になっていることが一つの原因なので、積極的にリラックスする時間をつくって「自律神経」を整えてあげましょう

手軽にできるリラックスするための方法は、次の3つがあります。

  • 「ツボ押し」でリラックス
  • 「マッサージ」でリラックス
  • 「よもぎ蒸し」でリラックス&デトックス

それぞれ詳しくみていきましょう。

「ツボ押し」でリラックス

梅雨の不調におすすめのツボは、次の3つがあります。

ツボの名前ツボの場所

おすすめの人

①百会(ひゃくえ)ツボ
左右の耳を結んだラインと
眉間〜頭頂部のラインが
交わるところ
・不眠気味の人
・むくみがちな人
②合谷(ごうこく)ツボ
親指と人差し指の
間のくぼみ
(人差し指側に押す)
・イライラしがちな人
・歯や目が痛くなる人
・下痢・軟便気味の人
③天柱(てんちゅう)ツボ
首の付け根の中央
2本の太い筋肉の
外側のくぼみ
・頭痛がする人
・肩が凝る人
・ぼーっとする人

参考・引用元:はらだ指圧整体マッサージ治療室

これらは「副交感神経」を優位にし、心身をリラックス状態へ導くツボです
不調にあわせておすすめの箇所が異なるため、ぜひご自身のお悩みに合うツボを押してみてください。

「マッサージ」でリラックス

「自分で何かをする気力がない……」という方は、不調を感じた際にマッサージを受けてみましょう

マッサージで感じる「痛気持ち良い刺激」は、幸せホルモンの一つである『βエンドルフィン』を分泌させます。

βエンドルフィンは、幸福感をもたらしストレスを緩和させる効果が期待できるため、心身をリラックスさせるのにおすすめです。

「よもぎ蒸し」でリラックス&デトックス

リラックスと同時にデトックスもおこないたい方は、老廃物の排出を助ける「よもぎ蒸し」を取り入れてみましょう

よもぎ蒸しとは、よもぎなどの薬草を煎じた蒸気を浴びて、身体を内側から温めていく温浴療法です

よもぎ蒸し

血流促進が期待できるため、梅雨の不調でありがちな「むくみ」「頭痛」などを改善へと導きます

また、よもぎに含まれる「シネオール」という香り成分で、緊張状態の脳神経を鎮静化。脳が落ち着くことで「不眠」「ストレス」を和らげます

定期的によもぎ蒸しをおこなうことで、少しずつ質の高い睡眠をとれるようになり、梅雨の不調が改善していくでしょう。

まとめ

梅雨の時期に不調を感じる場合は、副交感神経を優位にし、意識的に「リラックス」する時間をつくることが大切です

ぜひ今回紹介したことを参考に、穏やかな毎日を取り戻していってくださいね。

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